自然な出産への流れ
このように、母親が主体的にお産に向き合い、
出来るだけ機械や薬を排除し、
余程危険な状態にならない限りは自然な形で産む、
という流れが出来てきました。
その中でも、特に分娩台の上で、仰向けになり、
陣痛に苦しむのがかなり不自然な形だということが分かってきました。
筆者や、その周辺の経産婦の話を総合するだけでも、
お産の痛みは、実際に産む時というよりも、
子宮口が最大に開いてから、お産の準備が出来る時までの数時間、
陣痛の波をいかに逃すかと言うことが最大のポイント
だということが分かります。
そして周期的におそってくるその痛みの波を、
どんな姿勢で乗り越えるのがいいのか、
妊婦がそれぞれ色々な姿勢で試して楽な姿勢を探しているのです。
現在の一般的な病院でのお産では、
陣痛が始まっても、医師や助産婦、
看護師がつきっきりで監視している余裕はありません。
そこで心電図や吸引分娩器など、色々な分娩に関する監視装置が妊婦に取り付けられ、
あまり自由に行動する事が出来ません。
その中で、横になったり、丸まったり、背中をパートナーにさすってもらったりと、
狭い陣痛ベッドの上で楽な姿勢を探すのです。
この機械がなかったら、もっと楽な姿勢を取る事も、
歩き回って痛みを逃す事も出来るのでしょう。